リリース作成ガイド

「プレスリリース」とは?

 

記事やニュースは、媒体側の判断によって、その情報を取り上げるかどうかを決めるため、露出されるかどうか

は不確定です。

 

だからこそ、露出した際はその情報を媒体側が「ニュース価値や読者メリットが高い」と判断した、といえます。

その情報に、媒体側が“お墨付きを与えた”訳、です。 

 

この受動的なしくみを、こちらから媒体側にもっと積極的に働きかけ、能動的に取材記事やニュースとして取り

上げてもらうために『プレスリリース』を作ります。
プレスリリースとは要するに、商品やサービスのネタを紹介した、媒体向けの挨拶状のようなもの、です。

 

では早速「プレスリリース」を作ってみましょう!



 1.プレスリリースの「本文」を作る

 

・まず、PRしたい商品・サービスを説明する「本文」を作る

最初から、タイトルを決めても良いですが、初心者の多くはタイトル決めに時間を取られてしまい、なかなか先に進めなくなるようです。

 

そこで、本文を先に作ります。

 

5W1H(When,Where,Who,What,Why,How<How many> <How much>etc)を意識して客観的なデータを数字で入れながらその商品やサービスの特徴を説明して下さい。

 

その際に重要なのは、他社(または自社)の商品・サービスと比べて、どんな差別化のポイントがあるか?です。

 

 たとえば、

「創業・・年の弊社〇〇は、*月*日から、これまでにない素材(ストレッチ性と強度が当社従来比2倍高く、

しかも吸水性のあるナイロン糸)を使用した新商品「◇◇ストッキング」を店頭販売する。

これまで、ナイロン糸自体は開発済みでしたが、その特徴を生かした製品は、伸縮性と繊維の細さがネックで、

商品化できずにいましたが、この度新技術によりその障壁をクリア。製品化に至りました。
 
展開店舗数は、初年度は〇〇地区で△△店を予定。また、当社の従来ルートとは異なる、コンビニエンスストア

やドラッグストア等での展開も予定。  希望小売価格は、****円、年間売上目標++++億円、・・・」 などです。



 2.「タイトル」を作る

本文ができましたら、いよいよタイトルを決めます。

タイトルは、重要です。

 

タイトルは、このリリースを受け取った媒体の担当者(記者・編集者・ディレクターなど)が、新聞なら記事の

見出し、テレビならニュースのヘッドラインになるようなタイトルがベターです。(そこがまた、一番難しいと

ころではあります。)

 

その商品やサービスの特徴を一言でいえるものがGOODです。

 

文字数は、30文字くらいを目安としてください。

上記の例でいえば、
「〇〇(社名)が、業界初の吸水・ストレッチ素材のストッキングを開発、販売開始。(特許申請中)」

場合によっては、キャッチとして、「OLに朗報!むくまない、蒸れないストッキング登場」
サブタイトルとして、「初年度売り上げ**億円を目指す!」などとしてもOKです。


 3.体裁・ボリューム、その他

  
プレスリリースのサイズはA4サイズが基本です。

(現在、書類はA4サイズが国際標準。)  

枚数は、1枚か多くても2枚までにしましょう。良いプレスリリースは、簡潔で分かり

やすいものです。
(媒体側のレスポンスと、リリースの枚数は比例しません。むしろ、多いのは敬遠され、読まれません。)

 

商品・サービスには、写真を添付します。  

「この件に関するお問合せ」の担当者名と連絡先は、必須です。  
TEL・FAXはもちろん、メールアドレスも入れましょう。

 

また、社名・担当者名などの「固有名詞」は、読み方が異なる場合がありますので、紛らわしい場合は、

固有名詞の後の( )内に読みカナを入れた方が親切です。

 

最後に、忘れがちなのが「発信日」です。  

情報は、鮮度がいのちです。 必ず入れましょう!

 

以上で、プレスリリースができました。 第3者に目を通してもらえれば、モアベターです。

さあ、それを媒体に向けて発信しましょう!!